とても辛かった。
恐ろしかった。
3.11の福島第一原発の事故がモデルに制作された作品。
あの時は津波もあったし、煙の上がっている原子力発電所を見て、何が何だかよく分からなかったけどものすごい危機的状況。あってはならないことが起きているのをテレビを通して目の当たりにして言葉も出なかったことを思い出した。
今のコロナによるパンデミックもそうだけど、実際に起きると思っていなかった最悪の事態に陥った時の政府のやりとりと現場の混乱の温度差。国民への情報の隠蔽。
そういった場面がこの作品でも目立っていて、いざと言う時に判断力のあるリーダーが上に立っていないと致命的だと改めて思った。
主人公はその末端というかクソ政府なんて！と思っているけど、大切な家族を守るために立ち上がる原発作業員。
こういう人達に日本も助けられたのだと思う。
最後の演出が過剰ではあるのかもしれないけど、覚悟して作業していたとしても家族が恋しくて悔しくて怖くて仕方ない。
その気持ちがこちらに伝わって、よかった気がする。
でも、テレビ）じゃなくてもいいか…
私はナムギル目的で見たのだけど、号泣だしハラハラだし、いつものようにときめくことはなかったです。
