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ハウス・ジャック・ビルトのclever1のレビュー・感想・評価

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)
3.6
ブルーノ・ガンツも出てるらしいし、シリアルキラーの一人称視点ということで興味持って観出したが、まあ胸糞なこと胸糞なこと。良かったのは最初のむかつくオバチャン(なんとユマ・サーマンだったの気づかなかった!)が殴り殺されるところとラストぐらい。こんな役を受けるなんてマット・ディロンもイケメンアイドルのイメージ払拭するのに苦労してんだなあと思って観てました。
途中にあの胸糞ドラマ「キングダム」のシーンが出てきたから、あれ?と思ったけど、キングダムのラース・フォン・トリアーの作品でしたか。納得。
難解な、一見ロジカル風な語り口で、殺人行為が芸術の極みであるかの様に語り、自分が特別な人間でそこら辺のシリアルキラーとも格が違うかのように語って行くシーンが続き、単純なソシオパスがもしこれを見たら感化されそうだなと思いながら観てたけど、最後は逮捕とか射殺とかではなく、どうたち振る舞っても逃れられない地獄に行くというオチで、ソシオパスさんやサイコパスさんも人を殺しちゃヤバいことになると分かっていただけただろう、かな?
まあ最終的にはわりと楽しめたと思います。
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