個人的にはかなり好き。狂気的。
事前情報なしで鑑賞したけど、どことなく宗教色の強さは感じていた。
冒頭で全てを物語っているわりにしっかりとプロットに引き込んでくれる面白さがある。
訪問者たちの異質さ、行動の気味の悪さや不快感はとてもネットリとしていて目を背けたくなる。
なんていうか、鑑賞している私までパーソナルスペースを踏み躙られたかのような怒りがわいてきた。
それでも何故か目が離せない不思議な引力のある描写。
人を使って人の愚かさを描く物語は沢山あるけれど、これは規模がかなり壮大だし人類を皮肉るには的確な演出だと感じる。
音の使い方が好きだったのと、ジェニファーローレンス演じる妻が基本的に受動的であることが地球や聖母マリアを上手く表せているなぁと感心した。