佐藤泰志原作シリーズで本作だけ書いてなかったのを思い出したのでレビュー。
僕と佐知子と静雄の三角関係を描いている。
彼らはすでに社会人だが、まるで中学生の青春映画のよう。
フリーターにニート。
ちょっと垢抜けない3人がクラブで騒ぐのを見ていると「今が楽しければそれでいい」ような生き方も悪くないと思わされる。
日常をダラダラと過ごす話で内容の面白さではなく心の機微を読み取る映画だと思う。
この映画でポイント高かったのは
物語の終わり方。
佐知子は一体なんて答えたのか?
2つの言葉が浮かんだが…
白黒ハッキリしたい派には絶対向かないけど
あの映像のブツ切り方は秀逸だと思った。
佐藤泰志の映画はそのような終わりが多く、毎回考える時間をくれる素晴らしい作品ばかりだ。