もめん豆腐

メアリーの総てのもめん豆腐のレビュー・感想・評価

メアリーの総て(2017年製作の映画)
3.1
【鬱映画】メンタルやっちゃってる人と疲れてる人と弱ってる人は要注意映画。悪化するよ。
うんざりするほど陰鬱な作品。特に女性が観るには強制的に鬱々とした気分にさせられる。観ながら既視感があるなと思い、鑑賞後に何だったか考えたら、そうだ『日陰のふたり』と雰囲気が似てると思い出して調べてみたら、どちらもイギリスの純文学らしい。あちらは落ちていく一方だが、こちらはまだ僅かに救いがある。といっても僅かに、だということは強調しておきたい。現代でもなかなか理解されにくい生活スタイルを19世紀初頭にやってるから、受け入れられるはずもなく、観ていて冷や冷やする。こういっためちゃくちゃな行動も、それによって不幸まっしぐらの生活も、芸術家だとそれすらも飯の種なんだろうな。義母も「?」が多い人だったけど事実婚の夫は「?」しかなかった。おまけに義妹まで「?」な女の子だった。
フランケンシュタインの生みの親が女性だったことと19世紀だなんて近代だった意外性と文学的価値が高かったことを知る。
徹頭徹尾、理解できないことのオンパレードだから富沢のチョットよくわからないを進呈しておくね。
ところで、昔の女性のロストヴァージンと出産の早さに驚愕よ。メアリー16歳、当時の栄養状態で初潮を迎える年齢を考えたら、初潮後すぐに妊娠の流れなのでは?と推測。早いよな〜。
現実ではこの詩人の夫は妹にも手を出していたそうで。いや、もう、獣でしょ、こいつ。
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