シネマ小僧

DESTINY 鎌倉ものがたりのシネマ小僧のレビュー・感想・評価

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)
3.5
漫画家西岸良平作「鎌倉ものがたり」は、「三丁目の夕日」と並ぶ氏の代表作。ほのぼのとした作風と人情味あふれるストーリーは庶民の暮らしを独特のタッチで描いた昭和の名作です。そんな漫画の世界が映画になると知り、一足先に試写会で鑑賞してきました。氏の大ファンである私はまずキャストに違和感を覚え、CGだらけの作風は腹立たしく思え、鎌倉に縁もゆかりもない宇多田ヒカルさんの主題歌には唖然とする。これは原作とは別モノとして映画を楽しまないと駄目である。頭を切り替えて観れば正月映画としては満足できるレベルでした。ストーリー良し!CG良し!役者良し!主題歌良し!の優等生だが、映画「三丁目の夕日」みたいに続編が制作される可能性は薄いでしょう。それに耐えうるテーマがインプットされていません。最後に漫画のファンには「×」それ以外の人には「◎」な映画です。あしからず
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