勿論字幕！
パワハラも、父親の支配も、恐怖も全部ぶち壊していて最高！
シング、サイコー！(例のアレ)
そして思ったよりムーン一座がプロとして成長しててびっくりした。
でもさ、ずーっと好きだったベテラン大スターがトンチキSFショーで復活！って言われたら、彼に何があったのか不安すぎて泣いちゃうよね
ハァ……ジョニーまじで最高すぎる……
以下、ラストを見て湧き上がる感情をしたためました。
おれはジョニーの同級生なんだけど、高校の頃からあいつは歌がうまくておれはずっと「お前歌手になれるよ、いつかデビューしたら教えてくれよ」って言ってたんだよね。
卒業してからあいつは父親の手伝いをするって言って、自然とみんなと同じように疎遠になっていった。
おれは上京して大学に行った。
するとある日、高校の頃のグループチャットに「仲間たちとコンサートをするから見にきて」とジョニーからのメッセージが入った。
すごくすごく嬉しくて、何度も地元に帰ってはあいつの歌を聞いた。
ショーは子供向けっぽくて笑えるけど、あんなシャイだったジョニーが堂々と楽しそうに歌ってるのを見るのがなにより嬉しい。
何度もあいつにメッセージで感想を送った。
「いつもありがとう、実は今度レッド・ショア・ステージでショーをすることになったんだ！」ってメッセージをくれた。
おれも自分のことみたいに喜んだ。おれの自慢の友人はあのエンターテイメントの聖地でライブをする男になったんだ！って。
それで送られてきたURLから真っ先にチケットを取って、その日を楽しみにしてた。
ホテルは高くて取れないから日帰りだけど、往復の電車のチケットまでとった。
それなのにそのライブは無くなってしまった。
開幕前夜、一夜限りの公演だったらしい。
おれはその日、見るはずだったジョニーの晴れ舞台のチケットを握りしめて泣いた。
それから数日後、ニュースで別の舞台でショーをやるっていうのを知った。
勿論チケットを取った。
もう倍率が高くなって、先行では取れなかったけど、後ろの方の席しか取れなかったけど、それでもいい。
おれはこのショーを見るのを、楽しみにしている。
あのクシャクシャになったチケットは手帳にはさんである。
次ジョニーに合ったら冗談混じりに文句の一つでも言って、裏にサインをもらおうと、ずっと大事にとってるんだ。
