影屋れい

超人X.の影屋れいのレビュー・感想・評価

超人X.(2014年製作の映画)
2.5
『超人X』。ベトナム産ヒーロー映画。主人公がオネェ系ということに超驚きました。実写スーパーヒーローでは初の試みではないかと。時代の移り変わりと世の多様性の変化を感じる作品。
2014年の作品ですが、低予算も相まってまるで80年代か90年代の香港ムービーでも見ているような錯覚に陥ります。
敵(ヴィラン)のインパクトもかなり弱い。例えるなら雑魚の戦闘員がドーピングして強くなっただけなのが何とも魅力薄…。主人公の『X』にしてもロボコップもどきのコスチュームなのが非常に残念。

ワイヤーアクションにパルクール、それなりに身体を張ったアクションで魅せようとしていますが、どうにも力不足なのは否めません。今どきマトリックス避けとか…(汗)。

続編を示唆する終わり方ですが、果たしてどうなることやら。個人的には観てみたい気がしますが。時代が時代ならテレビ東京の「午後のロードショー」系列の常連作となったかも知れない一品。

追伸:G成分が多いので苦手な方は要注意。じょうじ。
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