青二歳

点の青二歳のレビュー・感想・評価

(1940年製作の映画)
4.1
どうもマクラレンの知名度は低いのだろうか…(*_*)“この世界の片隅に”('16)で黒地にチカチカするシーンは彼のシネカリアニメーション(スクラッチアニメーション)のオマージュなんですが話題になってないようだし…気になる方は“線と色の即興詩”を。NFBの公式サイトで公開されてます。
https://www.nfb.ca/film/blinkity-blank/

さて今作はフィルムに直接描画したアニメーション。シネカリアニメは黒く現像したフィルムの乳剤をカリカリと削って彩色して製作されていますが、こちらはフィルムに直接描画されたもので、たいへんカラフルです。ダイレクトペインティングとか言われるもの。
タイトルの“Dots”の通り、出てくるのは"点"だけながら、しっかりアニメーションとして成立しているところがすごい。なぜこれで単調にならずタイミングにアクセントがあるのか…うーん、点だけなのに楽しい。
青二歳

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