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ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラのAのレビュー・感想・評価

3.7
AALTOを観たいのでもう少し建築とインテリアについて勉強しようと思い観賞。

"私は自由のために孤独を選びます。
仕事に没頭することで危うい人生に溺れることもない。"
アイリーン・グレイの言葉にマルジェラと通じるものがあると思った。ほとんど知識が無いに等しいからとんだ見当違いかもしれないけど。

"外観は土地と一体となり、室内に作用する"
場所は関係ないというコルビュジエに対しアイリーンが放った言葉。
いつか家を持つなら光と影が綺麗な家を作りたいと思ったことがあるけど、これも同じようなことが言えるんじゃないかなと思う。
あくまでも建築家としての自信を持つコルビュジエに対してデザイナーとして生きるアイリーンの考え方は似てるようで違う。

家に対しインテリアは旋律であり、調和を図るものである。そんなようなことを感じた。
なぜこんな形をしているのか、訳がわからないインテリアのデザインが多いと思っていたけど、それはバランスとして必要な曲線であり、直線であり、連なりだったのだろう。アイリーンは愛のために、コルビュジエは自己表現のために、アートを利用した。

彼女が言った"成功のためには孤独が必要"ってどういう意味なの。辛いし苦しいし怖いよ。
とにかくこれを観て広げるよりも、深めたいと思った。
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