タカナリ

探偵はBARにいる3のタカナリのレビュー・感想・評価

探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)
4.1
シリーズ第3弾。
探偵の助手・高田が持ってきた簡単な依頼を軽く引き受けた探偵。しかし調査していくにつれ、探偵は裏社会の巨大な闇に足を踏み入れてしまいます。

シリーズものではありますが、前作からの続編というわけではないので、この作品から見ても全然大丈夫です。
今回のヒロインは北川景子。敵は志尊淳にリリー・フランキー。キャストがもう魅力的です。

このシリーズは主演の大泉洋がとにかく生き生きしてるんですよね。
船に裸で縛り付けられているとことか、車に轢かれそうになるとことか、サウナで思いっきり熱波をおみまいされるとことか、ふざけてるシーンは百発百中で面白いです。これは大泉洋だから出来る笑いですね。

さらに面白かったのが、探偵と高田とマリの逃亡劇。
まず冬道をあれだけ走れるのがすごい。北川景子もよく走れてました。
あと裏道や建物使うあたり、さすがは探偵ですよね。地形を知り尽くしてる。
そしてピンチに現れた救世主。文句言いながらも助けてくれるとか最高でしたね。でも、いくら雪でもあれは怖いなぁ。

今回は事件自体も良かったんですが、一番良かったのが北川景子演じるマリ。
その妖艶さに惑わされ、大胆な脅しにビビり、その笑顔に惹かれます。

ただ、最後のあの決断、そして色々とやった理由については、理解出来ない方もいるのではないでしょうか。もう少しキャラクターを掘り下げた方が良かったのかも。
マリにとってはそれが、命をかけるに値する事だったのでしょうけど、少し意外性を意識しすぎた感じがしましたね。

このシリーズ大好きなんで、いつか4をやってくれる事を期待しています。
そろそろナックスメンバーを出してほしいw