熟練の戦士バーニー・ロスと元SASのリー・クリスマスを中心とする命知らずの傭兵部隊で、テロリスト「オセロット」の核兵器奪取を食い止める様に命ぜられたエクスペンダブルズ。リビアでの激闘の末にミッションに失敗して大きな犠牲を被った彼らが、新たなメンバーと共に第三次世界大戦勃発を阻止する様を描いた軍事アクションです。
自らの看板シリーズの終了に伴ってシルヴェスター・スタローンが立ち上げたアクションオールスターで臨むミリタリーシリーズの第四弾で、監督にスコット・ウォー、新キャストに三人のアジア系を含めた多士済々な面を集めましたが、批評が低調なのは毎度のことながらこれまで2.5億ドル超が当たり前だった興収でも苦戦を強いられました。
「あえて」というにはあまりに稚拙な作劇で、分かり切った逆転劇にサスペンスはなく、新顔の使い方も冒頭と終盤でのリフレインも全く上手くないですが、冒頭からアクションを絶やすことのない力業でごり押します。ステイサムの華麗なベルトロールアクションとスタローンのドヤ顔が見れればそれでいいやと思わせる正月らしい一作です。
