殺人おじさんの家に入った殺人鬼カップルのお話。
ジャケットと予告ですごいレベルのネタバレをしていますが……これ、やらなかった方が良かったと思います。
全体的にテンポが悪くて退屈な映画でした。というのも、この映画は、事件の全貌を知る保安官が本件を語りながら回想する、という体のストーリーで、合間合間にこの保安官の語りが挟まるのです。それが非常にノイズになっていて、いちいち集中が途切れます。
その語りも大した意味はなく、視聴者は割と早い段階から殺人鬼カップルは訳ありで、何か目的のために殺しをしているというのがわかるので、徐々に事件の全貌が見えていく、というよりは既にわかっていることを小出しに聞かされているような感じです。
でもこのしんみりした終わり方は結構好きです。倫理的にはどうかと思いますが。
この映画のジャケット、「サマー・インフェルノ」という映画のジャケットに激似なせいで見たことがあるか否かで小一時間くらい悩みました。