びーる

夜は短し歩けよ乙女のびーるのレビュー・感想・評価

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)
3.8
湯浅政明監督作
「夜は短し恋せよ乙女」
見ることが少ないアニメーション映画ですが、こんなにも心を跳躍させられるとは…!

「黒髪の乙女」が一夜を濃厚に過ごすという物語。京都を舞台に、向こう見ずに歩き続ける乙女の姿に釘付けでした!
人との縁を大事にする。自分の人生は人との縁で出来ている。そう考えると後悔の念は少しずつ薄れるだろうと自然と楽観的になります!

乙女を追う先輩の視点からも物語がトントン拍子に進み、先輩の頭の中での出来事も、トリッキーなアニメーションで映像化されます。理性的な自分と本能的な自分が交錯するシーンも府に落ちます。「外堀を掘る」ってそういうことかと共感する箇所も多々あり!

詭弁踊りに李白の船、肉の塊やお酒、サイケデリックな映像はおとぎ話の世界に足を踏み入れてしまった感覚です。楽しいの一言に尽きますね!

夜は短いのはもちろん、朝も昼も実は短いです。生活を見直すチャンスかもしれませんね!笑
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