元がTVムービーで少しでも退屈させるとチャンネルを変えられてしまうからなのか、異様にテンポが良く無駄なシーンが一切ない。
ショッピングモール内の商品をDIYして敵を撃退したり、巨大なクリスマスツリーを転倒させたり、地下道をゴーカートでチェイスしたりとアクションも多彩で飽きさせない。
単なるテロリストではないナイーブな悪役を好演したエリック・ロバーツ、汚職警官だった父親への反動で強い正義感を持つ主人公ディーン・ケインら役者陣の演技もいい。
オリジナリティは欠片もないが、見たいものは全て詰まっている。
ショッピングモール版『ダイ・ハード』というオーダーに対して100点満点の味を提供してくれる傑作アクション。