総じて、予想を遥かに超えてとても良かった初オペラ体験となり、かなり満足。何度か、コンサートを映画館で鑑賞して、ライブな音楽ものと相性がいいのが気に入っていて、引き出しふやすためにも、まったく縁遠いオペラに初挑戦とかなり浅い入り。
言語もわからん、原作も知らん、まして細かい演出の差など理解できないド素人にはかえって、この鑑賞方法は向いていると思わせる点がいくつか。
【字幕がでる】
映画ではお馴染みだけど、歌詞に合わせて、表示されるのは、かなり都合いい。
【カメラの切り替えと編集意図でストーリーが理解しやすい】
全体を遠くから俯瞰で鑑賞する劇場の方式より、カメラの切り替えとクローズがある本編の方が、演出の意図を容易に追えるのでかなり楽。
【幕間のバックステージやインタビュー】
アンバサダーが幕間にいろいろとバックステージを紹介してくれるのがうれしい。
【合いの手が心地よい】
歌舞伎で見得をきって、観客が合いの手をいれる文化はこちらにも存在する。まぁ、成駒屋じゃなくて、ブラボーですけど。
【何と言っても音響がいい】
WOWOWで同じコンテンツを鑑賞してみたけど、10分で飽きる。あきらかに迫力が違う。それと、映画館という特殊な鑑賞環境で、あきることなく集中できるのもよし。
言語もわからん、原作も知らんのに、現地の劇場で鑑賞すると、涙が何故かでてくるといろいろ聞かされていた逸話が、ほんとにそうだろなと自分ごとになった貴重な体験。
驚くくらい高い入場料に見合う経験ということで、おすすめします!