過去鑑賞。チャウ・シンチー監督出演のSFコメディ。
<あらすじ>
お母さんが病気で亡くしたディッキーは、父親のティーと貧しいながらも慎ましく暮らしている。ひょんなことから宇宙人ナナちゃんと遭遇してしまう...。
<感想>
子供向けの作品と言うこともあり、チャウ・シンチーならではの強烈なギャグが鳴りを潜めてしまい、なんかイマイチな作品になってしまいました。
『ドラえもん』『ET』モチーフの作品ですが、父親役チャウ・シンチーの役柄がイマイチ似合ってないし、子供達の演技も上手いとは言えず、個人的にはチャウ・シンチーの作品でもワーストに近い作品かも。確か劇場公開版は広東語版だったんだけど、現在ソフトは全て北京語版です。
今作からチャウ・シンチーが中国大陸を拠点に移しました。香港では「大陸に魂を売り渡した!!」とかなり非難されたみたいです。
日本でも大ヒットした『カンフーハッスル』に続き、前評判は高かったものの、作品のテンションの低さが影響したせいさ、当時日本の劇場でもスッカスカの客の入りだったのでなんとも残念。
その後チャウ・シンチーは、監督に専念してしまい、映画出演が無くなってしまったため、尻切れトンボみたいになったのが残念な作品でした。