だすぷーちん

最も危険な遊戯のだすぷーちんのレビュー・感想・評価

最も危険な遊戯(1978年製作の映画)
3.0
44マグナムを相棒に、東京の裏社会でしぶとく生きる、殺し屋稼業のなるみ君、日本のドンを始末してくれと頼まれ、酷い目に遭う!

なるみ君の中の人は、松田優作さんです。

敵の隠れたアジトにやってきて、ハリー・キャラハン刑事ばりにS&WM29の44マグナム弾を、ようしゃなくターゲットにぶちこみます。

ついでに、押し入った敵のお部屋で震える、おめかけさんのアソコにも、股間にぶら下げたなるみ君の自慢のマグナム砲を、ようしやなくぶちこみます。

なるみ君のマグナムを、ぶちこまれたおめかけさんはたちまち,バッテリーがびんびんのマグナム砲のトリコになります。なるみ君を見つめるたびに、瞳にハァトマークが輝くのです。

銃撃戦も強ければ、せくーすにも強い、なるみ君。

走るスピードも、車にすら負けない。

逃げる車の中のターゲットにやすやすと追いつき、マグナム弾をぶち込みます。

無双ななるみ君と戦えるのは、広域謀略団・桜田門組の拳銃使い、かつらぎ君ぐらいですが、やっぱりなるみ君にはかないません。

正直、全編にわたって、なるみ君が、無双して、大暴れするこの映画は、物語としては、正直、う〜ん…、なのです。

そして何故か、ラストシーンに流れる「人間の証明」のテーマも、何故、芸風の違うこの映画で流れるのかよくわかりません。

なるみ君の正体は、実は棟居刑事なのでしょうか……。

そういうわけで、このシリーズ、まつだゆーさくファン以外にはあまり刺さらないかもしれません。
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