スーザン・サランドン、トミー・リー・ジョーンズ、ブラッド・レンフロ共演のサスペンス!
1994年制作。
『ザ・ファーム/法律事務所』『ペリカン白書』に続く、ジョン・グリシャムのベストセラーを映画化した作品だ。
11歳のマークは、母親が吸っているタバコを吸おうとして、偶然、森の中で自殺を図る男に遭遇し、殺された上院議員の死体の隠し場所を知ってしまう。
しかし、そのため、マフィアや連邦検事、FBIに追われることになる。
マークは身を守るために、心に傷を抱えた女弁護士レジーに助けを求める。
依頼料はたったの1ドルだった―。
マークを演じた子役のブラッド・レンフロの演技が素晴らしい。
他にも脇を固めるのが、今でもハリウッドで活躍する良い役者さん揃いでビックリした。
父親がいない家庭で、母親と幼い弟リッキーを守る気持ちが強い少年マークと、離婚訴訟に負け、愛する子供を手放した過去をもつレジー。
「料金はいくらなの?」
「いくら持ってるの?」
…で始まる2人の関係。
頼もしく感じる場面、ほっこりする場面、マークの行動に対してもどかしく感じる場面もあったり、とてもドラマ性があった。
2人は依頼人と弁護士という立場を越えて、しだいに人間として対等に認め合う関係になっていく。
物語は、マークがマフィアに命を狙われる危険な展開となり、終始緊迫感のあるサスペンスに仕上がっていて面白い。
終盤の死体の在り処を巡る攻防は息を呑む展開の連続で、特に面白かった。
レビューをするために、久々に再鑑賞したけど、時が経過しても色褪せない作品だ。
また暫くしたら細かいこと忘れてるだろうから、その時にまた観てみたいな。