こぅ

殺しのセレナーデのこぅのレビュー・感想・評価

殺しのセレナーデ(2001年製作の映画)
3.8
ペドロ&ビセンテ脚本、監督による、スペイン産スクリーム、【キャンパス・スリラー】。
スパニッシュとなると、ちょい期待してしまうが、、


女子大生アレックス(シルケ)は、晴れてスペインの名門サラマンカ大学に編入する。
だが、この大学で数年前、ひとりの女子学生が何者かによって惨殺される事件が起きていた。
犯人はインターネットのチャットで犯行を予告していた。
そしてある日、アレックスのもとにチャットで知り合った人物から凄惨な映像が送られてくる…。


アヴァンタイトル、礼拝堂でのSEXとチャットからの殺人、、
早速、無理があるが、◯◯の死体は、ピーク。
また、雨の降る夜、寮にやってくる主人公、アレックスは、ダリ男監督の【サスペリア】を意識しているだろう。
エログロや劇伴やカメラワークは、遠く及ばない。

意外⁈な犯人像は、破綻か、斬新か⁈反則か⁈

本作の ミスディレクション のパターン(騙される系)は、無くも無いが、、
ノートパソコンでも使っているなら兎も角、展開的に 無理や辻褄合わないご都合主義 が目立つ。

【度々言うが、良く出来たミステリー&サスペンスの脚本なら、しっかり伏線が有って、犯人を当てられる、或いは、あとで納得出来る筈だ】

そゆ観点で、本作の伏線は、犯人は◯◯犯と、言葉(セリフ)に潜んでいたとしておくが、伏線回収は無く、強引。
で、犯行動機は、説得力に欠け、ピンと来ない⤵︎

ヒロイン、アレックス役のシルケ(27)は、K・ベッキンセイル似のメガネ美人で、クールな優等生なのに、二股でイケメン刑事と寝る(乙πサービス有り)という大胆さ。
しかも逆【氷の◯笑】は、浮いていた。


結果論で、
殺しが、◯◯くなかったのは、犯人像の伏線になるのかな⁈


結末は、ハッキリしているがモヤッと系。
こぅ

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