たくま

THE BATMAN-ザ・バットマンーのたくまのレビュー・感想・評価

3.9
クリストファーノーランの方が
テンポが良く、バットマンらしさもあり、
見やすかったです。

こちらは全編を通して必要以上に暗く、
「今、これどこの誰に会いに行ってる?」
と迷子になるシーンがちょこちょこと。
(ゴロゴロしながら観たので俺も悪い)

でも終盤は見せ場もあって
若干面白かったので+0.1で
3.8→3.9です。

脱線しますが、
この「バットマン」シリーズ作品の
宿命について思うことがありまして。
リブート→リブート→リブート…
と、この寂しさがなんとも言えず、
ブルース・アルフレッド・ゴードンらの
主要メンバーのイメージが定着した頃には
次のリブートされたバットマンが始まっちゃう感じ。
同じ作り方をしているはずの
007シリーズとは全く異なる印象なのは
何故なんだろうと思います。
「ザ・フラッシュ」のバットマンの件も
もう無かったことになるんだろうし、
なんだかDCの看板作品でありながら
最も扱いにくい作品になってるような
気もするのですがどうなのでしょう?
ただただなんとなーく惰性で
バットマンシリーズを
消耗し続けているのであれば、
もう少し丁寧に作って欲しいなと思います。
せっかく映画「ジョーカー」があれだけ
高評価だったので、
この「ザ・バットマン」への流れとしては
とても綺麗だと思うのですが。
勿体無い。

とにかくクリストファーノーランの
作品を下回っている印象なので
作品の意義がフワフワとしています。
たくま

たくま