このレビューはネタバレを含みます
あなたたちの脳は文明に適応できないと言われ、反論できるほどの知識や知恵を与えられていない主人公のはがゆさや怒りを感じた。
こうも差別されているのなら、主人公がスウェーデン人になりたいと思うのも当然だ。
しかし、自分に流れるサーミの血が消えることはない。自分はスウェーデン社会の中にいたいが、社会と家族は認めてくれない。その中で必死に適応しようとする主人公は見ていて痛々しかった。
個人的には主人公がスウェーデンの社会の中に入ろうと、悪い子たちと一緒に他の子の悪口を言うシーンが見てられなかった。