猫そぎチャンスペロッテ

こころに剣士をの猫そぎチャンスペロッテのレビュー・感想・評価

こころに剣士を(2015年製作の映画)
3.8
2015年
監督/ クラウス・ハロ
出演/ マルト・アヴァンディ(エンデル/ネリス)/ ヘンドリック・トムペル(小学校の校長)/ ウルスラ・ラタセップ(生徒カドリ)/ リサ・コッペル(生徒マルタ)

舞台は、1950年代初頭のエストニア、
第二次大戦中のエストニアは、独ソ戦の舞台となり、ドイツ敗戦後はスターリン指導下のソ連に併合されている、
そして、ソ連の秘密警察に追われる元フェンシング選手のエンデル(マルト・アバンディ)は、小学校の教師として田舎町に身を隠す、そして、子供たちにフェンシングを教え始めるが、実はエンデルは子供が苦手(というか嫌い❗)だった、

小学校の校長は、“民主的”を装いながら圧力を示す、それは実は民衆を恐れているから、
そして、それと同じくらいソ連の体制側の暴力を恐れていて、体制側に忖度を示し、エンデルに対しては危険視している

〈校長〉
「私は反対だ、封建時代の遺物のような競技は・・」
「学校の指導方針には政治的思想があらわれる、特異な競技の指導は要らぬ誤解を招く」
「指導内容を見直し労働者階級に相応しい競技に取り組む」

エンデルは、フェッシングの用具の問題をかかえながら、また秘密警察の身の危険に怯えながらも、(子供の心身の育成のため)子供たちに熱心にフェッシングを教える、

その動機は、子どもたちの多くが、戦争で親を亡くしていたり、ソ連の圧政の前に希望を失っていたり、、
それでも、幼い妹たちの面倒を見る子や、年老いた祖父と二人暮らしのため、強い父親に憧れている子たちがいて、
その彼らの瞳が再び輝き出すのを見たかったから💕、(デショウ,タブン)


そして、みるみる腕を上げていく子どもたちは、レニングラードで開かれる全国大会に出たいと言い出すのだったが...


それだけ、子供たちに慕われると、子供が嫌いのままではいられないね‼️💕

そして、子供の教育・育成を見ていて何を感じたのか校長は自信を失ったように思える、、、

小さい女の子👧がフェッシングしているのが可愛い💠


それから
1953年3月5日スターリンが死去し、収容所の囚人が開放され始めた💗(ヨカッタ❗)