鰹よろし

アイ・アム・ナンバー4の鰹よろしのレビュー・感想・評価

アイ・アム・ナンバー4(2011年製作の映画)
2.9
 モガドリアンの侵略によってロリエン星を追われた9人の子供たちは、それぞれの守護者と共に地球へと逃れいつか開花するという特殊能力に一縷の望みを託し反撃のチャンスを伺っていた...

 しかしそれを待たずして故郷は消滅。モガドリアンは地球にいる1~9の番号を与えられし子供たちを番号順に襲い始めた。そして遂にナンバー4であるジョンにその魔の手が迫り来るのだった...

 だいたい「スーパーマン」ってことでお話は終わってしまうんだけど、あれこれは「マン・オブ・スティール」の記憶か?、正直あやふやだが・・・

 あちらが超人的な能力の開花とコントロールが先行していたのに対し(そうだったよな・・・??)、こちらは思春期という多感なお年頃故の葛藤を前面に置いた後に能力の開花を描き出している点が注目すべきところだろうか。

 なるべく人知れずに問題が起きれば即存在を消し全ての生活をリセットしてきた(と言ってもジョンは全然我慢せずはっちゃけてるんだけど)逃亡生活以外全て嘘偽りで塗り固められたジョンの葛藤を先行させることで、

 田舎町における噂の拡散からデジタルタトゥーまで、人と人との繋がりの在り方を現代版へとアップデートさせた「スーパーマン」へと昇華させる狙いがあったと見える。

 ところで何で4と6なの? 「アイ・アム・ナンバー6」が観てみたいかな~。


「アイアンマン」...「スーパーマン」...「ファンタスティック・フォー」...「ジャンパー」(2008)...「NARUTO」...
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