とうじろう

RANMARU 神の舌を持つ男のとうじろうのレビュー・感想・評価

RANMARU 神の舌を持つ男(2016年製作の映画)
2.7
堤幸彦らしい、ユーモアとシュールさと不気味さに溢れた作品。某ドラマよりも明朗で、後味もさっぱりしているのでとっつきやすい。特に劇場版はドラマ版と比べ、所謂氏お得意の因習村的な雰囲気。村の役者さんは皆訛で大変だったろうな。
主人公の三助という役柄上、ドラマ版に引き続き温泉場での展開が多い。現在では閉業してしまった旅館もあるが、そういった撮影現場への来訪が簡単なのも一つの魅力。
元々主人公側三人のキャラクターが非常に濃く、コメディミステリーとして謎解きをしながら楽しく視聴できる。個人的には珍しい、真面目な佐藤二朗が見られる。凄い真面目にツッコミしてくれるじゃんか……。