ナチス占領下オランダでのお話。ユダヤ人と非ユダヤ人の子供たちの友情を描いててストーリー的には有名な「縞模様のパジャマの少年」やフランス発の「さよなら子供たち」と少しだけ似たような感じかな。だけどこの作品では中盤、新しく町に越してきた女の子の登場により、2人の男の子の関係が少しずつ変わっていくっていう展開で一味違ってて面白かった。
小学生ながらに家族がレジスタンス活動してるんじゃないかって心配したり。親がナチスに協力してる市長さんだからってそのクラスメートをいじめたり。戦争の被害っていうか影響を戦場や収容所じゃなくて家庭や学校っていうとこで描いてたのがいいと思った。戦争的なシーン一切ない。
ていうかオランダもナチス占領下だったのか。アンネフランクもアウシュビッツに移される前はオランダに隠れていたなんて知らなかった。オランダ映画をもっと見たい今日この頃。
