ベビーパウダー山崎

エロチックな関係のベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

エロチックな関係(1978年製作の映画)
2.5
カッコつけた内田裕也に全乗りできない。いや、いつもカッコはつけているのだが立ち位置というか結局はキチガイで気持ちが悪い内田裕也をもっと見せてよ。最後のニカッみたいな笑顔、なんだあれロックンロールなのか。下には強く上には弱い、媚びるときはとことん媚びるのも内田裕也。長谷部安春の気を利かした演出もおっさんのオーデコロン臭がして苦手。痩せパーマの西村昭五郎先生がキャメラマン役であっさり殺されていた。
異常セックス倶楽部のスナッフ映像は好き。というか、ブラウン管テレビに流れる不穏なビデオ映像が好き。加山麗子が漫画みたいなデカい飴を舐めていて、牧ひとみをグーでぼこぼこにする終盤。あと、銃の撃ち合い。寄りで撮って引いてもう一度。それだけ、内田裕也が頑張らないくだりの方が見所がある。