なはーこ

アシュラのなはーこのレビュー・感想・評価

アシュラ(2016年製作の映画)
4.5
悪人と悪人の間で板挟みになる悪人のお話。
かなりバイオレンスな映画です。全員悪人です。
ド屑市長と腹黒検事の対立、その間で板挟みになる悪徳刑事の主人公。両方に圧をかけられて、徐々にストレスを溜め込んでていきます。
主人公も何かと不憫なのですが、しかしこの人もこの人で色々とやらかしているからあまり同情は出来ないです。
溜めに溜めたストレスを解放するカーチェイスのシーンは見応え抜群です。もはや狂っています。
それから、最狂としか言い様のない、ぶっ飛んだラストシーンへ。クズたちの大バトル、既知の外にいる男たちによる、まさに鬼畜大宴会です。

暴力という言葉を可視化したような映画でした。迫力があって、アクションも凄まじく、主人公の怒りがこちらにまで伝わってくるようなとんでもない作品です。
韓国映画のバイオレンス力を思い知らされました。
なはーこ

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