ゴン吉

ちょっと今から仕事やめてくるのゴン吉のレビュー・感想・評価

4.2
都心のブラック企業で働くサラリーマンを描いたヒューマンドラマ。
原作は、第21回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞した北川恵海の小説。 
福士蒼汰が主演、工藤阿須加が共演、黒木華がヒロインを務める。 

サラリーマンの青山(工藤阿須加)は都内の広告会社に勤める営業マン。
職場での営業ノルマが厳しく、いつも部長にパワハラを受け、精神的に追い詰められていく。
ある日、三宅坂駅のホームから転落しそうになるが、小学校時代の同級生の山本と名乗る男(福士蒼汰)が助けてくれる。
彼の励ましで、一度は明るく前向きに生きるようになるが、仕事で大きなミスをしてしまい、再びネガティブ思考に陥ってしまう。
さらに山本は以前ブラック企業に務めていて、自殺してすでに死んでいることが明らかになる....

都会でストレスを抱えながら生きているサラリーマンを描いた作品。
ブラック企業、ノルマ、パワハラ、実家の両親、友人、職場の同僚・・・
ある意味、日本の縮図です。
たくさんの問題が詰め込まれていますが、上手く纏めていて見応えありました。
終盤は涙です。
山本を演じる福士蒼汰の笑顔が素晴らしく、心が癒されます。こんな友人が欲しいです。
ラストも心が洗われる作品でした。
”俺の天使たちや この子らと一緒に お前も笑ってみいへんか?” 
「人生ってそれほど悪いもんやないやろ」   

2022.6 NHK BSP で鑑賞   
2018.1 初鑑賞
ゴン吉

ゴン吉