ゴン吉

アパッチの怒りのゴン吉のレビュー・感想・評価

アパッチの怒り(1954年製作の映画)
4.1
先住民のアパッチを中心に描いたアメリカ開拓時代の西部劇。

アパッチのチリカワ族の酋長コチーズは、1872年に白人のハワード将軍と講和条約を結び、平和が訪れたが、3年後に他界する。
長男のターザが、父の遺志を受け継ぎ酋長となるが、次男や長老など部族の中には白人に敵意を抱く者も少なくなかった。
部族内の反乱分子が幌馬車を襲って白人を殺したことから、白人の騎兵隊と一発触発の危機になるが、先住民居留地はアパッチ自らが取り締まることになり、ターザが責任者となることで戦闘は回避された。
ターザは白人の騎兵隊の軍服を着ることになるのだが、それを快く思わない者も少なくなかった。
白人に対して反抗的なジェロニモの一族が居留地区に送られてきたことから、それに迎合して再び反乱の機運が高まるが...... 

あまりスポットがあてられることが少ない先住民を主人公にした作品です。
意見が分かれる部族の統率に苦悩する酋長と白人との友情が描かれており、ロマンスもあり楽しめた。
邦題が作品の内容とずれているように感じられたのが少し残念です。 

「ナンタン」それは良き指導者で友を意味する。

2021.6 BS TVで鑑賞
2020.9 BS TVで鑑賞
ゴン吉

ゴン吉