michi

真面目が肝心のmichiのレビュー・感想・評価

真面目が肝心(1952年製作の映画)
-
イギリス感全開のドタバタコメディでした。オスカー・ワイルドが絶好調の頃に作った喜劇なんだそうです。

Earnestという架空の弟の世話をする口実で度々田舎を離れるジョンは、ロンドンに出てEarnestを名乗る。ロンドンでEarnest(真面目)という名前に惹かれて結婚を承諾するグウェンドレン、Earnestになりすまして田舎に行きジョンの被後見人に会って恋をするアルジーはグウェンドレンの従兄弟、そしてジョンがEarnestなんて名前を名乗ってるとは知らない被後見人のセシリー。
その4人が主なキャラですが、最初の設定だけで相関関係が複雑。話が進むにつれてもっとごちゃごちゃになります。

それに癖強のご老人たち出てきて、なんかもうツッコミを入れる気も失せるほどてんやわんや。楽しいから許します。
振り回されながらも場を楽しんでいる感じの執事とどこか間抜けな牧師がかわいい。グウェンドレンの母親の迫力たるや…!
お屋敷のセットやお嬢さんたちのコテコテのドレスも見どころ。

アーネストは『バルカン超特急』の人なのね。すっかりいい感じのおじさんになってました。
キャストがとても豪華な2002年版も観たい。楽しみ。
michi

michi