フリー・ファイヤーのmocmoのネタバレレビュー・内容・結末

　ギャングの取引に居合わせたうちの二人が私怨で一触即発……からの我慢できずに発砲。仲間を巻き込んで乱戦に発展。大金を持ち逃げするのは誰か？
　この単純なストーリーで、映像の大半はひたすら廃工場での銃撃戦。コメディ映画ということでクスッと笑えるところもあったけれど、撃ち合いのテンポが良くないので長時間見ていると飽きてくる印象。逆に実際に撃ち合いになったらこんな風にお互い様子見してテンポ感どころではないのかもしれないし、あれだけ発砲して大した命中率でないのも意外とリアルなんじゃないかと思った。
　free-fire zoneで「自由発砲地帯」という意味だそうで確かにそんな感じの映画なのだけれど、途中で出てくる狙撃手がこれだからフリーの仕事は嫌だというようなことを言っていたので、その狙撃手を雇った黒幕のこともさしてこのタイトルなのだろうか。
　キリアン・マーフィ目当てで見るなら一応最後まで生き残るし、比較的格好いい役なので一見する価値はある。キリアンだけでなく他のキャストも演技は好きだった。