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ファニー・オア・ダイ: ドナルド・トランプのアメリカを変えちゃう男 ザ・ムービーのsomaddesignのレビュー・感想・評価

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トランプに扮するジョニー・デップが愉快。


不動産王ドナルド・トランプが80年代に金にモノ言わせて、自身の自伝を自分で映画化。あまりにも酷評だったので、たった一度の上映だけで、長らく幻の一作と思われてた。が、ある日「ダヴィンチ・コード」や「バックドラフト」で知られるロン・ハワード監督がワゴンセールで本作を発見。中年女性との泥仕合を制して見事ゲットに成功した監督。コミカルなタッチで、トランプの半生と成功の秘訣が描かれる。

……という体の反トランプな有名人たちによる、プロパガンダ映画。
ジョニー・デップ演じるドナルド・トランプが、ハチャメチャ通り越して不快に感じるわけですが、それが狙いで作ってるんだから、まんまと不快になるべきか、対岸のコメディとして笑っていいのか最後まで迷いまくり。

エピソードの大半は事実を基にした作り話でパロディ…だと思われます。ていうか、アルフとかBTTFが実話だったらエライ騒ぎですね。

そもそもが「クソ映画で永らく忘れられてた作品」設定なので、自伝映画としてはモチロン、コメディ映画としても割とスベっててフツーにつまんなかったです。
ジョニー・デップを筆頭に、キャスト・スタッフが無闇に豪華だし、デップのトランプモノマネが細かくて面白いのと、ハリウッドの秀英たちが頭揃えてフルスイングでクソ映画を作りにかかってる感じを想像して愉快な気持ちになりました。
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