このレビューはネタバレを含みます
映画「深夜食堂」よりストーリー展開好きだなぁ。
「焼うどん」で息子と付き合う年上女性を励ましながらその正体を知ると手の平返す様子がコミカルに。
同時に、矛盾している姿がリアルなのかもしれない。
そしてここにきて看板メニューの「豚汁定食」が効く。
前作でマスターに手を差し伸べられたみちるちゃんが、
地元のおばあちゃんに重ねながら手を差し伸べる、
というのがいい。
息子にとっては関わりたくないトラウマであり、それは責めを負うべきではないし、感動の再会なんて押し付けられるものではない。
けれども、贖罪として長い年月抱えてきた重さを同時に感じる。
東京から帰り、どんな思いを抱えながら残りの人生過ごしたんだろうな。
あと、オダギリジョーがいい味出していていい。