Kota

藍色夏恋のKotaのレビュー・感想・評価

藍色夏恋(2002年製作の映画)
3.3
“そんな日が、早く来るといいな。”

台湾の甘酸っぱい青春映画を観たくて観たけど、”恋愛”じゃなくて“失恋”がテーマの映画だったとは…。親友が好きな男の子が好きになったのは自分。でも自分が好きなのは親友。そんな歯痒い三角関係が流れるように映し出される84分間。

尺はとても短くて、なにも解決しないけれど、秘密を打ち明けて、失恋して、思いっきり泣いた夏の思い出は、大人になっても残るんだろうなぁ…と胸が苦しくなる程爽やかなラスト。個人的に台湾の安藤さくらと思っているグイ・ルンメイが今回もとてもいい味を出していた。街頭照らす道を自転車引いて歩く、そんなシーンがとてもエモい、2000年代ってエモいよな…。
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