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カドリーユのJeffreyのレビュー・感想・評価

カドリーユ(1937年製作の映画)
3.0
‪「カドリーユ」‬
‪冒頭、美青年の米国人。2人で食事、ソファでイチャつき、編集発行人、女友達、ハリウッドの若手俳優、ホテル、喫茶室。芝居のボックス席、誘惑、一夜を共に…本作はギトリの妻ドリュバックと彼自身が主演を務めた1938年に監督した作品で初見したが、前作の夢を見ましょう、デジレと本作の3本しか観てないが、どれも言葉のファンタジーだ。本作は4人の男女による互いを入れ替える恋の駆け引き的な事をなす。ギトリ演じる編集者の男と恋人の女優、その女優の友達である女性記者、パリにやってきた人気若手スターの米国青年がそれぞれペアになり、男女の関係を展開するんだが、スピーディで軽快。かなりリズムが良くて尺も短い分、あっという間の98分間を楽しめる。物語は新聞の編集者フィリップには6年間同棲生活する舞台女優がいる。そこへ遥々来た米国俳優と女優の親友の女記者とこの4人で繰り広げられる誘惑の関係が展開される…とこんな感じだがお膳立てしたり、密かにプロポーズをすると伝えたり可愛らしい事柄やホテルを舞台に様々な役割を果たす(ある物)など。この一室に定着して、言葉のオンパレードで観客を会話の中に誘うかの様な表現が特徴的で面白い。‬ ‪この3本を観て他の王冠の真珠、ナポレオン、殺人者と泥棒なども観たくなった。トリュフォーが絶賛する監督だが意味が分かった。‬
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