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ラビッツ・ムーンのchaooonのレビュー・感想・評価

ラビッツ・ムーン(1950年製作の映画)
3.5
ケネス・アンガーの短編作品を集めた『マジック・ランタン・サイクル』HDリマスター版『B_PROGRAM 』から4/5本目🎬

月とうさぎ🌙🐇
道化と恋🤡💙

こちらもムーディーな音楽🎶
そこにケチャがたまに入ってきて少し魔術を秘めた感じはある。
『人造の水』と同様画面全体が青い色味に包まれた幻想的な世界💙

「月にウサギがいる」ってのは世界共通なのかな?と思ったら、公式の解説だと日本の昔話をモチーフにしているらしい。

天高く手の届かない美しい月に恋焦がれる道化の青年🌝🌕

それをからかうように登場するもう一人の意地悪そうな道化🌚
こちらは、悪魔が変装したペテン師のハーレクイン。
ハーレクインって女じゃないのか?
イタリアではアルレッキーノ、フランスではアルルカン、そしてイギリスではハーレクイン🤡
呼び方は違えど全部同じらしい🤔そして男。そうだったのか。

魔法のように月から降りてきた美女👸✨
月の化身🌙💕!?こちらはコロンビーヌ。

イタリアの仮面即興劇コメディア・デラルテをベースとした男女の三角関係を描いた本作は、ひたすら青年が踊らされるちょっとした恋愛悲喜劇。

ずいぶん他の作品と違って叙情的でロマンティックだなぁと思ったら、アンガーがジャン・コクトーに憧れフランスに滞在している際に撮影された素材を使用しているとのこと。
子供が登場するのもこれだけかな?
求愛のダンスも可愛らしいし☺️

と思ったら、最後のあれは…🤭




こちらの17分バージョンとは別に、1979年再編版の7分のバージョンがあるみたいなので、ついでにYoutubeで鑑賞🎬

短い上、倍速でコマ飛びしでプリントした素材を使用しているため、こちらの方が断然コミカル!
使用曲もオールディーズではなく、A Raincoatの”It Came In The Night♬”は耳に残るなぁ。
そして無造作に繰り返す😇
(最初音差し替えられてるやつかと思ったけど、本当にこういう編集みたい)
月に雲がかかったり何となく描写も違う感じ!
終わり方がさっぱりしているのでインパクトは少ないかな。
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