みみずばれ

淵に立つのみみずばれのレビュー・感想・評価

淵に立つ(2016年製作の映画)
2.0
ざっくり言うと
イーライ・ロスとかマーターズ系の
胸糞だった
見る人は注意した方がいいかも
変態加虐家にはウケるんだと思う

溶接やってる横を何のガードも付けずに
家族が素通りするので、その辺りから既に
これは浅そうだなと予感がしたよ

2時間もあるのだから
もうちょっと出来ただろう
いっそ30分にまとめる事もできそう

陰の記号として障害を使う感性に
だいぶ相容れないものを感じる

主人公は延々となんの責任も負わないので
障害者というアイコンを利用した事への
責任ある描写もないまま放置で
制作を許した映画会社も
これをメッセージにしたい監督も
だいぶ責任感や現実を見る目のない集団に思える

オチをこうするなら
もう少し過程に監督の訴えたい事を
散りばめていて欲しい
この状態で充分に散りばめている
と思っているのであれば
やはり相容れない

キャラクター同士の意思疎通に関して
見てて整合性が感じられず
首を傾げるシーンが多かったので
違和感の方が多く残った

役者はみんなうまかったから
余計に雑な所がめだった

タイトルどう言う意味なんかな〜
自分は淵に立ってるつもりだけど
他の人もそうで
むしろ自分のせいで他の人が
淵から落とされるのかもとか

ただそんな解釈をこっちがせな
いかんというのもシャクな程
作りが観客に放り投げすぎ
伝えたいメッセージなど
持たないまま生きてきたのだろうか
作品を作るのに原動力がないタイプかな

いい年した大人が作った話にしては
すごく底が浅くてビックリしてしまう内容だった
責任感持って表現の仕事した方がいいよ

どちらかといえばエログロを作りたい人なのかもしれない
社会的メッセージがあると思わせる
売り方はやめた方がいい

スラヴォイ・ジジェクのミームが過ぎる
空白時間作ると見る側に考える時間が出来てしまうから
意見が浅い作品の場合は空白時間ない方がいいのでは…
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