ぎぷらす

ウインド・リバーのぎぷらすのネタバレレビュー・内容・結末

ウインド・リバー(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

生かさず殺さず、気休め程度の施し。
残酷な現状に打ちのめされる。
メインではないが、暴力・レイプシーンがあるので、苦手な方は避けた方がいい。

主人公が、「彼女は勇敢だった、裸足で10㎞走った。お前にはとてもできないことだ。」と犯人に言うところ、彼女(のような人達大勢を含む)の尊厳がようやく認められたように感じた。

今回の犯人も被害者的側面があった、というのは当てはまらない事件ってあるのか?と自分は思っている。簡単な自己責任論で済ませたい訳じゃないけど、1番は被害者側に対して心を使うべきやろとフツフツと怒りが湧いてしまう。

冒頭の彼女が死にゆくシーン、この犯人に告げるシーンがつながって、ありとあらゆる感情が溢れてくる。何日も余韻のある映画。
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