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見栄を張るのKHのネタバレレビュー・内容・結末

見栄を張る(2016年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

泣き屋だけで生活成り立つレベルで稼げるんだろうか

あらすじ
周囲には"女優"として見栄を張りながらも、鳴かず飛ばずな毎日を過ごす28歳の絵梨子。ある日、姉の訃報を受け帰郷した絵梨子は、姉が「泣き屋」の仕事をしていたことを知る。その仕事の真の役割を知らぬまま、絵梨子は女優ならば簡単にできると思い、「泣き屋」を始めてみるのだが...

人っていうのは大小はあれど人間社会の中で生きていくのにいろんな鎧をつけていると思う。
その一つが見栄なんだけど性別、年齢、職業、都会田舎などその人の置かれている立場でその比率も変わってくる。
主人公の女優の卵のままの28歳の絵梨子はその見栄の比重が重くなりすぎて色々限界を迎えそうな時に姉の訃報を受ける。
のこされた姉の息子を世話しているうちにまだ見栄という鎧を着ていないその無垢な感情に色々と絵梨子も影響され自分を見つめなおしていく。
なにも起らないし、事態は別に好転してもない、変わったのは絵梨子自身の考え方のみだけど、まぁそれでいいんじゃないかなと思わせられた。
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