いやぁ〜、おもしろかった!
台湾映画好きとしては大満足。
エドワード・ヤン、ホウ・シャオシェンを代表とする、台湾映画の一時代“台湾ニューシネマ”の作品を様々な映画人がインタビュー形式や対談方式で語っていく。
様々な台湾映画の断片的なシーンが出てきて、あぁ〜このシーン最高とか、この構図ねとか、心の中でツッコミながら楽しめる。
冒頭にアピチャッポンが出てきて、「エドワード・ヤン、ホウ・シャオシェン、ツァイ・ミンリャンの作品は眠くなるんですよね〜。」とか真面目な顔で言い出すんですよ笑。それに僕は、「どの口が言ってんねん」とツッコミを入れる笑。するとアピチャッポンが「まぁ〜、僕の映画も比較的眠いんですけどね〜。」と返してくる笑。笑いが起こる劇場。自分の立場を理解しているアピチャッポンに安心する僕。このシーン最高でした笑。
半分以上がインタビューなんですけど、この構図が台湾映画によく出てくる、窓、人、カメラが一直線に並ぶあの構図。細かいところまで作り込まれてて感動しました。
黒沢清、浅野忠信、是枝裕和なんかも出てきましたよ。
台湾映画を観たい欲がふつふつと湧き上がる良作でした。
この熱、伝わりませんよね〜笑。
【台湾巨匠傑作選 2016】
2016-76