まず、2時間38分という長尺にも関わらず、全く中弛みすることなく鑑賞できたことに驚きました。登場人物の量も多く、情報量も多い中で、かなり綺麗に滑らかに繋ぎ、テンポも良いため、とても見やすかったです。
サスペンスのストーリーとしても上出来なのですが、それ以上に登場人物が魅力的でした。
007でお馴染みのダニエル・クレイグが素晴らしいのは言うまでもありませんが、なんといってもリスベット役のルーニー・マーラ。タフで、純真で、見た目も行動も社会不適合っぽいのに、誰よりも倫理観がちゃんとしているあたり、最高。
暗さ、孤独感の間に垣間見える可愛らしさなどもいいです。
そしてダニエル・クレイグも、人間的な優しさや弱さが出ていて素敵でした。
デヴィット・フィンチャー、やはりいいですね。