ヒーリングビデオでも観ているかのような緑と水が自然に存在する映画。
実際の旅そのものを感じ取れる。
場面転換もやストーリーのテンポも心地よい。
サウンドトラックのテーマと同調しながらそこで彼らの関係性を観察できる。
落ち着いていて、安定はしているけど、その場の居心地はあんまり良くはない。
でもその心地の悪さが「old joy」(悲しみは使い古した喜び)であり、もう2人は元には戻らないと感じさせてくれる。
登場人物がほぼ2人しかいないからこそ彼らの対比を色や話し方、所作から考え方の違いや雰囲気を楽しむことができる贅沢な映画でした。
温泉、気持ち良さそうだったなぁ。