自分としては初のシンガポール映画!
ミュージカルコメディだと聞いていたけど、ミュージカルヒューマンドラマだった気がする。
駐車場の監視員の飛飛はラジオの修理を請け負う老いた父と2人暮らし。ある時、父が認知症にかかっていると気付くと同時に、駐車場が機械式になるということで職も危うくなり……みたいなお話。
最初はダンスとかの感じが苦手かなって正直思ってたけど、段々引き込まれて、ラストに飛飛が「掌聲響起」を歌うところは素直に涙が出た。今もその曲を聴いたら涙が出ると思う。不勉強なので、台湾の大御所歌手で2012年に亡くなった鳳飛飛さんは知らなかったけど、音楽はやはり国を越える力があるな、と実感。
映画後のトークで主演のジョイ・チュアさん(映画では生活感のあるお姉さんだったけど、本物はめちゃめちゃ可愛い……!)が言っていたが、シンガポールでは、本当に駐車場の監視員さんは“ 鳳飛飛”と呼ばれているそう。帽子を被っている様子からだそうだ。一つ、勉強になった。
ABCホール・大阪アジアン映画祭2016にて。