地球外生命体

血の抗争の地球外生命体のレビュー・感想・評価

血の抗争(2012年製作の映画)
3.1
『デーヴD』(2009)の鬼才アヌラーグ・カシャップ監督の最高傑作。第65回カンヌ国際映画祭監督週間では321分版が上映されたが、その後のインド公開では2部に分けられ公開された。

旧ビハール州、現ジャールカンド州のワーセープルを主舞台に、1941年から2004年、さらには2009年に至る2つの家系の抗争を描くインド版「仁義なき戦い」あるいは「ゴッドファーザー」ともいうべきギャング映画超大作。

第58回フィルムフェア賞で批評家が選ぶ最優秀映画賞、女優賞(リチャー・チャッダー)等を受賞した他、第60回国家映画賞ではナワーズッディーン・シッディーキーが審査員特別賞など、多くの賞を獲得している。

1941年、ワーセープルでは盗賊のスルタナを擁するクレシ一族が幅を効かせていた。スルタナを装って仲間と列車強盗を働いたシャヒド・カーンは、それがスルタナにばれて仲間を殺され、妻と共に近くのダンバードに逃れる。息子サルダールを産んだ妻は亡くなり、炭鉱の所有者ラマディルの護衛となったシャヒドも、やがてその力を恐れたラマディルに殺された。シャヒドの親友に連れられてワーセープルに逃れた幼いサルダールは、父の仇を討つことを誓う。20年後、新妻に自分の目的は復讐だと告げたサルダールは、徐々にのし上がっていき、妻との間に4人の息子、そして妾との間にも息子を1人もうける…。
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