天豆てんまめ

ファザーレス 父なき時代の天豆てんまめのレビュー・感想・評価

ファザーレス 父なき時代(1999年製作の映画)
1.5
映画学校の卒業制作ながら、一部海外で高評価を得たセルフ・ドキュメンタリー。

映画学校の生徒である彼=製作者は、狭い部屋で悶々と日々を過ごし、ゲイではないがたまに行きずりの男に抱かれる、そのやりきれない何かの原因を長野の実家に帰り、ひたすらに両親にぶちまける、、という痛々しい学生映画。自分と母親を捨てた父親、夜遊びが派手な母親、相容れない義父。そこに無理やりインタビューしにいく、、素人が素人の恥部をさらけ出し創る学生映画ドキュメンタリーで多くある傾向は、はっきりいって好きではない。勇気はあると思うが、露悪の果てにプロになれる程、甘くはない。