やるせないです。
原題(truman)は主人公フリアンの愛犬の名前です。マドリッド在住のフリアンは余命が短いので、自分がいなくなることに備えてtrumanの里親を探しています。
これは辛いです。フリアンにとってtrumanは、離婚した妻、海外留学中の息子、カナダ在住の親友(この映画の準主役)よりも近い存在です。
この別れは厳しいです。よほど犬思いの相手にしか里親は任せられません。しかもtrumanは既に老犬なので、生活の変化への対応は難しいです。
実はtrumanは脇役です。台詞を喋れないので仕方ないです。
準主役はカナダからフリアンに会いにやって来た親友のトマスです。目的は何だったんでしょう？ 効果の無い治療を拒否したフリアンの説得？
トマスの目的も結果もどっか行ってしまいました。でも、短期間だけでもはるばるフリアンを訪問した甲斐はありました。それでヨシ。
