ジョージ

ブラック・スワンのジョージのレビュー・感想・評価

ブラック・スワン(2010年製作の映画)
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賞をとったとかで前から見たかったやつ。


プリマドンナを目指すバレリーナのニナ。どうにか大役である白鳥の女王の座を手にするが、周りからのプレッシャーや母親からの抑圧に追い詰められ、精神状態が崩壊していく様を描く、みたいな話。

ニナ、部屋の様子や母親との関係を見るからに母親の夢を背負いずーっとプレッシャー与えられてきたんだろうなっていうのがよく分かる。年齢に対して部屋の雰囲気が幼いのもそういうことなんだろうな、とか。
白鳥の表現は完璧、というのも分かるような。
そんなニナが黒鳥を自分のモノにするために、官能を学べ、本性を表せ、大人になれ、と言われて困惑し焦りながら藻掻く様、幻覚も交えていて何が現実なのか分からなくなる様子はさながらホラーを見てるよう。
表現も凄かった。背中の蕁麻疹、あれって鳥肌だったんですね。白鳥が黒鳥になる前、成長する前、の伏線だったんだなぁ。
見応えのある美しい作品でした。
ジョージ

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