ベビーパウダー山崎

アナイアレイション -全滅領域-のベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

2.5
女性版『遊星からの物体X』だった。交配して擬態する未知なる生物、心理戦ではなくもっとドンパチと肉体で勝負してほしい。最近の作家ってジャンル映画(ホラーやSF)なのに精神世界でむむむ…と格好つけたがる。イメージとして持ち出すのはタルコフスキーかベルイマン。アレックス・ガーランドってドゥニ・ヴィルヌーヴのスカした表現(世界観)を更に矮小化させた感じ。ラストのオチは宇宙人との遭遇あるある。不可思議な領域のヴィジュアルが『エルデンリング』ぽかった。