nana

ディアスポリス DIRTY YELLOW BOYSのnanaのレビュー・感想・評価

3.5

須賀健太が凄い

今回の主役は須賀健太?

東京にいる密入国者。
人としての紙の存在がない。
殺されても盗まれても、臓器を奪われたって、警察にはいけない。
そんな密入国者が自衛のために作った秘密組織“異邦都庁”。
闇都庁に闇警察·ディアスポリス。

誘拐されて殺害された裏都民のマリア。
殺害現場から逃げた、“二人のダーティーイエローボーイズ”をディアスポリスの警察署長·久保塚早紀(松田翔太)が追う。


怪我をしている設定なので、ドラマの久保塚のカッコ良さは無い。
鼻歌を歌いながら、格好良くステップを踏み、踊るシーンなどは今回は一切無し。
個人的にはその見せ場が無いのが残念。
人情に熱い三枚目。
ひたすら人思いのディアスポリス。


ガキじゃねぇか💢

ヤケクソの国際的なガキはおっかない😰
命知らずでバンバンやる。
躊躇なく狙撃する。
狙う物も大きく、とんでもない物に巻き込まれて行く。

でも…はぁぁ💦
周(須賀健太)がなぜそんな人間になってしまったのか😓
それがわかるとせつなくて💦
悲しすぎる凶悪犯。
何度も思い出し、つぶやくあの言葉に号泣してしまった。

あの友情はもう…。

これはフィクションだが、こんな少年を作り出すような国や世界があってはならない。

須賀さんの悲しい声が暫く離れなかった。


原作未読だが、ドラマのイメージで鑑賞するとつまらない。
切なく悲しい、愛情をもぎ取られて祖国を追われた必死な少年を感じる映画。
nana

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